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【通貨】9月28日のNY為替概況


 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円34銭まで上昇後、119円70銭へ反落し119円85銭で引けた。

ダドリーNY連銀総裁が年後半の利上げの可能性を示唆したほか、10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性も除外しなかったためドル買いが一時強まった。その後、米国の8月中古住宅販売成約指数が予想外のマイナスとなったこと、中国の8月の工業部門企業利益が過去最大の落ち込みを記録したため世界経済への懸念が再燃しリスク回避の円買い、債券利回り低下を受けたドル売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは、1.1147ドルへ下落後、1.1247ドルまで反発し1.1230ドルで引けた。年内の利上げを織り込むドル買いにいったん下落後、債券利回り低下に伴うドル売りが強まった。ユーロ・円は、133円96銭まで下落後、134円74銭まで上昇。

ポンド・ドルは、1.5158ドルへ下落後、1.5212ドルまで上昇した。

ドル・スイスは、0.9815フランから0.9724フランへ下落した。


[経済指標]・米・8月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.4%、7月:+0.5%←+0.4%)・米・8月個人消費支出(PCE):前月比+0.4%(予想:+0.3%、7月:+0.4%←+0.3%)・米・8月PCEコア指数:前年比+1.3%(予想:+1.3%、7月:+1.2%)・米・8月中古住宅販売成約指数:前月比-1.4%(予想:+0.4%、7月:+0.5%)・米・9月ダラス連銀製造業活動指数:-9.5(予想:-10.0、8月:-15.8))

《KY》

 提供:フィスコ

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