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2015年09月28日20時49分

【市況】<株式トピックス>=空き家再生へDIY注力

 28日の東京株式市場は、前週末大幅高の反動もあって売り優勢に終始した。日経平均株価終値は、前週末比235円40銭安の1万7645円11銭と反落。きょうは9月期末の配当権利落ち日で、日経平均の落ち分は110円強と試算され、前週末比実質プラス圏で推移する時間帯もあった。ただ、後場に入ると株価指数先物主導で売りが優勢となり、一時300円を超える下落幅となる場面もあった。
 最近、株式市場で話題となっているのは、素人が自分で何かを作ったり、修繕したりするDIY市場に拡大の可能性だ。総務省の住宅・土地統計調査によると、2013年の賃貸住宅や分譲住宅の空き家は全国で820万戸に達した。総住宅戸数に占める割合は前回調査(08年)の12.2%を上回る13.5%で、過去最高に達している。さらに、都心の賃貸住宅の空室率も15%水準と意外な高水準となっている。
 そこで、国土交通省は空き家を賃貸物件として流通しやすくするため、借り主のDIYを促す「賃貸カスタマイズ」を推進。従来、賃貸住宅の場合、借主は退去時に「原状回復義務」を負うため、壁に釘1本打つのもご法度。ところが最近は「改造OK」で、原状回復を求めないケースも増えているという。
 東急不動産ホールディングス<3289>子会社の東急ハンズは、同社の女性スタッフによる「ハンズ女子DIY部」を結成し、専用サイトをオープンするなど、女性向け需要開拓を積極化。これは、自宅のインテリアなどを自分の手でカスタマイズしたいという女性のニーズが高まっているのに対応したもの。
 関東地盤の大手ホームセンターのケーヨー<8168>は、DIY用品については、電動工具のテレビCMを実施するなどして訴求に努力している。島忠<8184>は、関東、関西で家具店とホームセンターを展開。店舗の大型化に注力しており、品ぞろえの豊富さに定評がある。アークランドサカモト<9842>は、新潟県地盤に巨大ホームセンターの「ムサシ」を出店している。(冨田康夫)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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