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【市況】28日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で小反発、ネット関連に買い


28日の中国本土マーケットは反発。中国の政策期待が根強いなか、小高く推移し、主要指標の上海総合指数は、前営業日比8.41ポイント(0.27%)高の3100.76ポイントに値上がりした。上海A株指数は8.76ポイント(0.27%)高の3247.80ポイント。外貨建てB株相場も上昇した。上海B株指数が1.96ポイント(0.64%)高の309.97ポイントに反発し、深センB株指数が16.31ポイント(1.59%)高の1041.84ポイントに続伸している。上海証券取引所の売買額は、1664億人民元に細った。

直近で公表された中国経済指標が総じて弱い結果となるなか、景気テコ入れの動きが加速する??と市場では期待された。一時は上海総合指数が1%あまり下げる局面も見られたものの、中盤以降は盛り返している。

上海証券取引所で信用買いの整理が進んでいることも安心感を誘う。上海証券取引所の信用取引データによると、25日時点の信用買い残高は6000億人民元を割り込み、5791億6000万人民元(約10兆9000億円)に縮小した。2014年12月5日以来、約10カ月ぶりの低水準。売り圧力は減退しつつある。

ネットセキュリティー、ソフトウエアサービスの関連銘柄で上げが目立つ。クラウドコンピューティング、オンライン教育、スマート交通、電子決済などが買い進まれた。半面、保険、銀行、公共交通の各セクターはさえない。

【亜州IR】

《MT》

 提供:フィスコ

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