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【経済】GDP目標600兆円を意識して日銀はETFは5兆円に増額?


市場参加者の間では、日銀10月緩和の思惑が一段と広がっており、すでの過半数の参加者が「10月末に日銀は何かやる」と予想しているようだ。先週発表された8月のコアCPIは、2013年4月以来となる前年比マイナスとなった。原油価格の下落が物価下落の要因だが、日本銀行の「異次元緩和策」は結果(物価上昇率2%)を出せなかったことは事実。

賃金はほとんど上昇せず、「給料が上がった」と実感できる人はわずかな割合にとどまっている。現行の金融緩和策を継続しても物価上昇率2%を達成できると思っている日銀の審議委員は一人もいないのではないか?との声が聞かれており、10月末時点で日銀が何もしないわけにはいかなくなったとみられている。

国債買い入れ額の増額は諸事情によってかなり難しいが、ETFを3兆円から5-6兆円に増やすことで市場の期待に応えるのではないか?とみられている。
《MK》

 提供:フィスコ

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