【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:クミアイ化、あさひ、JVCケンウ、ゼオン
■クミアイ化学工業 <4996> 850円 +60 円 (+7.6%) 11:30現在 東証1部 上昇率6位
クミアイ化学工業<4996>が大幅続伸。今週9月30日~10月1日に米アトランタで開催されるTPP閣僚会合に注目が集まるなか、農薬関連としての競争力に期待が高まっている。そうした折、同社は前週24日にイハラケミカル工業<4989>の株式500万株(議決権総数の10.87%)を同日付で買い付けたことを発表しており、イハラケミカルを持ち分法適用会社に加えたことによる業容拡大効果がポジティブな思惑をもたらせている。なお、イハラケミカルも買いが先行している。
■あさひ <3333> 1,344円 +89 円 (+7.1%) 11:30現在 東証1部 上昇率8位
あさひ<3333>が4日続伸。同社は25日の取引終了後、16年2月期第2四半期累計(2月21日~8月20日)の単体決算を発表。売上高は281億1300万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は33億1300万円(同17.5%増)、純利益は21億5000万円(同22.1%増)と大幅な増益となり、これを好感する動き。スポーツ用自転車や関連商品を充実させた「スポーツフラッグシップストア」や、それに準ずる「スポーツサイクル強化店」の展開を開始。それに加えて、PB商品で初めての女性向けクロスバイク「プレシジョンディエナ」を導入し、商品面での充実にも取り組んでいる。通期業績は売上高488億2000万円(前期比9.6%増)、営業利益29億3700万円(同21.2%増)、純利益17億8200万円(同30.1%増)と従来見通しを据え置いた。
■大氣社 <1979> 2,766円 +177 円 (+6.8%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
大気社<1979>が大幅続伸。大和証券は25日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は2900円で据え置いている。同社の4~6月期の連結営業利益は15億6300万円(前年同期比2.0倍)と好調。受注面でも前年同期比47%増と伸びている。国内製造業の設備投資回復を取り込み、産業空調(主に工場の空調設備工事)が業績を牽引していることを評価している。中国で100億円近い大型案件を受注したほか、下期は米国で大型案件獲得を目指している。16年3月期の連結営業利益は前期比27%増の110億円(会社予想97億円)、17年3月期は同120億円と連続最高益を予想している。
■大垣共立銀行 <8361> 468円 +28 円 (+6.4%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
25日、大垣共立 <8361> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の165億円→226億円に37.0%上方修正。増益率が0.3%増→37.4%増に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。有価証券関係収益が想定を上回ることが利益を押し上げる。
■ゲンキー <2772> 5,850円 +190 円 (+3.4%) 11:30現在
ゲンキー<2772>が続伸。同社はきょう午前9時に、9月度の月次売上高(8月21日~9月20日)速報値)が前年同月比13.6%増になったと発表。5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されているようだ。気温の低下に伴いかぜ薬やマスク、入浴剤、衣料品などが伸びたほか、コーヒーやスープ類、カップ麺、菓子なども好調だった。
■JVCケンウッド <6632> 285円 +8 円 (+2.9%) 11:30現在
25日、JVCケンウ <6632> が連結子会社のJVCケンウッド・クリエイティブメディア(JKCM)が固定資産の譲渡契約を締結すると発表したことが買い材料。同社では、生産拠点の再編やグループ資産の有効活用を進めており、その一環としてJKCMが所有する林間事業所(神奈川県大和市)の土地を売却する。売却により建物などの減損損失として約8億円を特別損失に、固定資産売却益約51億円を特別利益に計上する。
■日本ゼオン <4205> 967円 +27 円 (+2.9%) 11:30現在
日本ゼオン<4205>が大幅続伸。同社はきょう、インドに新会社「ゼオンインディア」を設立し、10月1日から営業を開始すると発表した。新会社設立は、拡大を続けるインド市場でのさらなる事業展開の推進が目的。まず自動車用途向けをターゲットにゴム事業からはじめ、その後は化成品・高機能樹脂事業などその他の製品群に事業対象を広げる。
■日医工 <4541> 3,265円 +70 円 (+2.2%) 11:30現在
日医工<4541>が反発。8月下旬以降は下値模索の展開が続いていたが、3200円近辺は8月初旬の年初来高値4720円から32%の大幅調整を入れており、目先は値ごろ感からの押し目買い機運が浮上している。そうしたなか、東海東京調査センターが25日付で同社株のレーティングをアウトパフォーム継続、目標株価は2100円から4060円に大幅に引き上げており、これが株価を刺激している格好だ。同調査センターでは医療費抑制策強化のなかで同社の収益環境は概ね良好であり、M&Aにも積極的な姿勢を評価している。また、16年3月期の営業利益について、会社側計画の125億円(前期比29.9%増)を上回り、132億円(同37.2%増)を予想している。
■積水ハウス <1928> 1,904円 +35.5 円 (+1.9%) 11:30現在
積水ハウス<1928>が続伸。クレディ・スイス証券では、2014年の年央から堅調な株価パフォーマンスが続いているものの、「まだ株価バリュエーションに割安感が強い」と指摘。ROE向上による株価バリュエーションの上昇を予想して、16年1月期営業利益予想を1644億円から1646億円(会社計画は1600億円、市場コンセンサスは1594億円)に小幅引き上げ。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価を2500円から2600円に引き上げている。
■東京急行電鉄 <9005> 896円 +14 円 (+1.6%) 11:30現在
東京急行電鉄<9005>が続伸。ここ都市再開発の動きが相次ぐ中、東京では渋谷駅改造を軸とする渋谷エリア再開発が加速している。同社は2020年度までに渋谷再開発に1800億円を投資する計画にあるが、「2019年度に竣工する渋谷駅街区・東棟など再開発に伴う不動産事業の急拡大が予想される」(国内証券情報部)という。16年3月期営業利益650億円予想についても、ホテル事業などが好調で市場では20~30億円の増額余地を見込む声が強い。
■広島銀行 <8379> 686円 +10 円 (+1.5%) 11:30現在
広島銀行<8379>が続伸。大和証券が新規にレーティング「3(中立)」、目標株価を690円に設定したことが確認されている。同証券は、「コア業務粗利益に占める非金利収益の比率の高さが評価」できるとの見解を示している。
■あすか製薬 <4514> 1,328円 +3 円 (+0.2%) 11:30現在
あすか製薬<4514>の株価がいつも26週移動平均線で下げ止まるチャートとなっている。株価が下落すると継続的に仕込む向きがあるのか、テクニカル分析を意識したトレンド。資産運用会社大手のフィデリティ投信が9月25日に提出した5%ルール大量保有報告書で、あすか製薬の株式を大量取得していることが判明。159万800株、発行済み株数の5.20%を取得しており、プロの調査のうえで選別された銘柄だけに先高観が期待されそうだ。
■イオン九州 <2653> 1,695円 +1 円 (+0.1%) 11:30現在
イオン九州<2653>が小幅続伸。同社は先週末引け後、16年2月期通期業績予想の下方修正を発表。営業損益は200万円の黒字から7億5000万円の赤字に、最終損益は11億円の赤字から20億円の赤字に引き下げている。会社側では、梅雨明けの遅れや台風の影響により全般的に売り上げが伸び悩んだことから、前回予想を下回ると見込んでいるものの、一部市場関係者の間では、「気象的要因の下方修正は想定範囲内」との見方も出ており、材料視されなかったようだ。
●ストップ高銘柄
ニューテック <6734> 615円 +100 円 (+19.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
ファンデリー <3137> 715円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
クミアイ化学工業<4996>が大幅続伸。今週9月30日~10月1日に米アトランタで開催されるTPP閣僚会合に注目が集まるなか、農薬関連としての競争力に期待が高まっている。そうした折、同社は前週24日にイハラケミカル工業<4989>の株式500万株(議決権総数の10.87%)を同日付で買い付けたことを発表しており、イハラケミカルを持ち分法適用会社に加えたことによる業容拡大効果がポジティブな思惑をもたらせている。なお、イハラケミカルも買いが先行している。
■あさひ <3333> 1,344円 +89 円 (+7.1%) 11:30現在 東証1部 上昇率8位
あさひ<3333>が4日続伸。同社は25日の取引終了後、16年2月期第2四半期累計(2月21日~8月20日)の単体決算を発表。売上高は281億1300万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は33億1300万円(同17.5%増)、純利益は21億5000万円(同22.1%増)と大幅な増益となり、これを好感する動き。スポーツ用自転車や関連商品を充実させた「スポーツフラッグシップストア」や、それに準ずる「スポーツサイクル強化店」の展開を開始。それに加えて、PB商品で初めての女性向けクロスバイク「プレシジョンディエナ」を導入し、商品面での充実にも取り組んでいる。通期業績は売上高488億2000万円(前期比9.6%増)、営業利益29億3700万円(同21.2%増)、純利益17億8200万円(同30.1%増)と従来見通しを据え置いた。
■大氣社 <1979> 2,766円 +177 円 (+6.8%) 11:30現在 東証1部 上昇率9位
大気社<1979>が大幅続伸。大和証券は25日、同社株のレーティングを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は2900円で据え置いている。同社の4~6月期の連結営業利益は15億6300万円(前年同期比2.0倍)と好調。受注面でも前年同期比47%増と伸びている。国内製造業の設備投資回復を取り込み、産業空調(主に工場の空調設備工事)が業績を牽引していることを評価している。中国で100億円近い大型案件を受注したほか、下期は米国で大型案件獲得を目指している。16年3月期の連結営業利益は前期比27%増の110億円(会社予想97億円)、17年3月期は同120億円と連続最高益を予想している。
■大垣共立銀行 <8361> 468円 +28 円 (+6.4%) 11:30現在 東証1部 上昇率10位
25日、大垣共立 <8361> が16年3月期の連結経常利益を従来予想の165億円→226億円に37.0%上方修正。増益率が0.3%増→37.4%増に拡大し、12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。有価証券関係収益が想定を上回ることが利益を押し上げる。
■ゲンキー <2772> 5,850円 +190 円 (+3.4%) 11:30現在
ゲンキー<2772>が続伸。同社はきょう午前9時に、9月度の月次売上高(8月21日~9月20日)速報値)が前年同月比13.6%増になったと発表。5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されているようだ。気温の低下に伴いかぜ薬やマスク、入浴剤、衣料品などが伸びたほか、コーヒーやスープ類、カップ麺、菓子なども好調だった。
■JVCケンウッド <6632> 285円 +8 円 (+2.9%) 11:30現在
25日、JVCケンウ <6632> が連結子会社のJVCケンウッド・クリエイティブメディア(JKCM)が固定資産の譲渡契約を締結すると発表したことが買い材料。同社では、生産拠点の再編やグループ資産の有効活用を進めており、その一環としてJKCMが所有する林間事業所(神奈川県大和市)の土地を売却する。売却により建物などの減損損失として約8億円を特別損失に、固定資産売却益約51億円を特別利益に計上する。
■日本ゼオン <4205> 967円 +27 円 (+2.9%) 11:30現在
日本ゼオン<4205>が大幅続伸。同社はきょう、インドに新会社「ゼオンインディア」を設立し、10月1日から営業を開始すると発表した。新会社設立は、拡大を続けるインド市場でのさらなる事業展開の推進が目的。まず自動車用途向けをターゲットにゴム事業からはじめ、その後は化成品・高機能樹脂事業などその他の製品群に事業対象を広げる。
■日医工 <4541> 3,265円 +70 円 (+2.2%) 11:30現在
日医工<4541>が反発。8月下旬以降は下値模索の展開が続いていたが、3200円近辺は8月初旬の年初来高値4720円から32%の大幅調整を入れており、目先は値ごろ感からの押し目買い機運が浮上している。そうしたなか、東海東京調査センターが25日付で同社株のレーティングをアウトパフォーム継続、目標株価は2100円から4060円に大幅に引き上げており、これが株価を刺激している格好だ。同調査センターでは医療費抑制策強化のなかで同社の収益環境は概ね良好であり、M&Aにも積極的な姿勢を評価している。また、16年3月期の営業利益について、会社側計画の125億円(前期比29.9%増)を上回り、132億円(同37.2%増)を予想している。
■積水ハウス <1928> 1,904円 +35.5 円 (+1.9%) 11:30現在
積水ハウス<1928>が続伸。クレディ・スイス証券では、2014年の年央から堅調な株価パフォーマンスが続いているものの、「まだ株価バリュエーションに割安感が強い」と指摘。ROE向上による株価バリュエーションの上昇を予想して、16年1月期営業利益予想を1644億円から1646億円(会社計画は1600億円、市場コンセンサスは1594億円)に小幅引き上げ。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価を2500円から2600円に引き上げている。
■東京急行電鉄 <9005> 896円 +14 円 (+1.6%) 11:30現在
東京急行電鉄<9005>が続伸。ここ都市再開発の動きが相次ぐ中、東京では渋谷駅改造を軸とする渋谷エリア再開発が加速している。同社は2020年度までに渋谷再開発に1800億円を投資する計画にあるが、「2019年度に竣工する渋谷駅街区・東棟など再開発に伴う不動産事業の急拡大が予想される」(国内証券情報部)という。16年3月期営業利益650億円予想についても、ホテル事業などが好調で市場では20~30億円の増額余地を見込む声が強い。
■広島銀行 <8379> 686円 +10 円 (+1.5%) 11:30現在
広島銀行<8379>が続伸。大和証券が新規にレーティング「3(中立)」、目標株価を690円に設定したことが確認されている。同証券は、「コア業務粗利益に占める非金利収益の比率の高さが評価」できるとの見解を示している。
■あすか製薬 <4514> 1,328円 +3 円 (+0.2%) 11:30現在
あすか製薬<4514>の株価がいつも26週移動平均線で下げ止まるチャートとなっている。株価が下落すると継続的に仕込む向きがあるのか、テクニカル分析を意識したトレンド。資産運用会社大手のフィデリティ投信が9月25日に提出した5%ルール大量保有報告書で、あすか製薬の株式を大量取得していることが判明。159万800株、発行済み株数の5.20%を取得しており、プロの調査のうえで選別された銘柄だけに先高観が期待されそうだ。
■イオン九州 <2653> 1,695円 +1 円 (+0.1%) 11:30現在
イオン九州<2653>が小幅続伸。同社は先週末引け後、16年2月期通期業績予想の下方修正を発表。営業損益は200万円の黒字から7億5000万円の赤字に、最終損益は11億円の赤字から20億円の赤字に引き下げている。会社側では、梅雨明けの遅れや台風の影響により全般的に売り上げが伸び悩んだことから、前回予想を下回ると見込んでいるものの、一部市場関係者の間では、「気象的要因の下方修正は想定範囲内」との見方も出ており、材料視されなかったようだ。
●ストップ高銘柄
ニューテック <6734> 615円 +100 円 (+19.4%) ストップ高買い気配 11:30現在
ファンデリー <3137> 715円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 11:30現在
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース