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【材料】注目銘柄ダイジェスト(前場):住石HD、三晃金属、大林組など


あさひ<3333>:1344円(前日比+89円)
買い優勢。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は33.1億円で前年同期比17.5%増益となり、従来予想の30.7億円を上振れる着地になっている。第1四半期が同7.8%の減益決算であったことから、計画比上振れ着地にはポジティブなインパクトが強まる格好に。業績の季節性は高いものの、上半期営業利益は通期計画値を上回る水準にもなっている。

キーエンス<6861>:53230円(前日比+500円)
堅調。シティグループ証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は63000円を継続としている。中国経済の減速に加え、日米製造業軟化を示すデータが相次ぐなか、長期的な成長ドライバーや自助努力重視の経営理念を有する優良銘柄を選好すべきとの判断のようだ。サイクルを通して高い売上成長を達成してきた実績、高水準のROICなどが同社の評価対象と捉えている。

大林組<1802>:1015円(前日比+15円)
買い優勢。クレディ・スイス証券では建設セクターの第2四半期プレビューレポートをリリースしている。建設セクターの第2四半期決算では、通期計画の上方修正も相次ぐと予想しているが、全般的に堅調な業績が株価に織り込まれているなか、ポジティブサプライズを提供する企業は長谷工や同社になると予想している。資本政策の拡充の示唆なども想定しているようだ。なお、本日は建設株が全般的に買い先行となっている。

住石HD<1514>:109円(前日比+11円)
急伸。先週末に業績上方修正を発表しており、買い手掛かり材料につながっているようだ。上方修正は、豪州の炭鉱会社発行のBクラス株式について、第2四半期末における受取配当金が4億円と確定したことに伴うもの。通期最終損益は従来予想の4.6億円から8.6億円に上方修正、EPS増加に伴う配当金引き上げ期待なども思惑視へ。

三晃金属<1972>:254円(前日比+48円)
急伸。先週末に発表した業績予想の上方修正が買い材料視されている。上半期営業利益は従来予想の5.1億円から8億円に、通期では14.8億円から24.5億円にまで上方修正、一転して増益予想としている。期末配当金予想も5円から7.5円、前期実績水準にまで引き上げている。原価管理強化に伴う完成工事総利益の想定以上の拡大が業績上振れの背景となったようだ。

オプトエレクト<6664>:610円(前日比+29円)
一時638円まで急伸。14年12月-15年8月期(第3四半期累計)決算を発表している。営業利益は前年同期比2.1倍の4.89億円と大幅増益で着地した。各セグメントの売上高は、米国が同21.3%増と大きく伸びたほか、日本や欧州・アジア他も堅調に推移した。なお、15年11月期の通期業績については、営業利益が前期比6.3%増の5.40億円とする従来予想を据え置いている。

JALCOHD<6625>:158円(前日比+31円)
急伸でジャスダック上昇率トップ。東証より26日付で同社株式の特設注意市場銘柄の指定を解除する旨の通知を受領したと発表している。同社は14年5月30日に不適切な会計処理に関する第三者委員会調査報告書を開示するとともに、同年6月30日には12年3月期から14年3月期第3四半期までの有価証券報告書、四半期報告書について訂正報告書を提出した。これを受け、東証は14年7月1日付で同社を特設注意市場銘柄に指定していた。

ニューテック<6734>:615円(買い気配)
ストップ高買い気配。16年2月期の上期及び通期業績予想を上方修正している。上期営業利益見通しは従来の0.10億円から0.43億円(前年同期は0.56億円の赤字)、通期見通しは0.72億円から1.05億円(前期は0.57億円)へと引き上げた。OEM製品について、新規取引先の拡大と新製品の開発に注力したほか、独立行政法人向け等のNASの販売(Cloudyシリーズ)が良好であったという。

《KS》

 提供:フィスコ

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