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2015年09月26日15時25分

【市況】為替週間見通し:ドルは底堅い動きを続けるか、経済指標良好ならばドル一段高の展開も


■ドル反発、米年内利上げの可能性は再び高まる

先週のドル・円は反転、上昇。米利上げ先送りを嫌気したドル売りが優勢となり、ドルは一時119円23銭まで下げた。しかしながら、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は24日に行った講演で今年後半の利上げを支持するとの見解を表明し、ドルは反発に転じた。25日発表された4-6月期米国内総生産確定値の上方修正やNYダウの反発を受けてドルは一時121円台前半まで上昇し、120円台半ばで取引を終えた。取引レンジは119円23銭-121円24銭。

■ドルは底堅い動きを続けるか、経済指標良好ならばドル一段高の展開も

今週のドル・円は底堅い動きが続く見通し。イエレンFRB議長は24日、インフレが安定的に推移し、米経済が雇用拡大に向け力強い状態なら年内に利上げの方向性を改めて示した。今後発表される経済指標が良好ならば、年内利上げへの期待感は高まり、ドルは一段高となる可能性がある。9月10日の高値121円33銭を超えた場合、1ドル=123円近辺までドル高が進行するとの声が聞かれている。

市場関係者の間では、9月ISM製造業景況指数(10月1日発表予定)と9月雇用統計(10月2日発表予定)が有力な手掛かり材料として注目されている。市場予想を上回る結果となった場合、年内利上げの確率は大幅に高まりドル買い材料となりそうだ。

【9月ISM製造業景況指数】(10月1日発表予定)
9月利上げが先送りされ、中国経済だけでなく、米国経済への減速懸念も一部に出始めていることから、投資家はこの指標に注目している。8月は51.1だったが、9月は50.6と若干の弱含みが見込まれている。ただし、予想を大きく上回れば、10月もしくは12月の利上げに期待感が強まる見通し。

【9月米雇用統計】(10月2日発表予定)
非農業部門雇用者数は8月分が+17.3万人と、雇用の持続的な回復の目安とされる20万人を下回ったことで雇用情勢はやや悪化したと受け止められた。しかし、ここ数カ月は連続して上方修正されており、今年に入って平均すると20万人を上回っていることから、8月分の数字がどの程度上方修正されるか注目される。なお、9月分は前月比+20万人と予想される。

・予想レンジ:119円00銭-123円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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