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【市況】英ポンド週間見通し:もみあいか、利上げ観測の後退で買い控えも


■軟調推移、英中銀による早期利上げ観測は大きく後退

先週のポンド・円は軟調推移。英中央銀行のブロードベント副総裁は一部報道機関との会見で、金融政策委員会で利上げ票を投じる用意はないと発言したことが意識されたようだ。英早期利上げ観測の後退や企業買収に伴うポンド買いが一巡したことでポンドの対円レートは一時181円台後半まで下落した。取引レンジは181円62銭-187円34銭。

■もみあいか、利上げ観測の後退で買い控えも

今週のポンド・円はもみあいか。英国の早期利上げ観測は大きく後退しており、積極的なポンド買いは手控えられそうだ。4-6月期国内総生産(GDP)確定値(9月30日)の修正が注目されよう。ただし、日本銀行による10月追加緩和への思惑は残されており、リスク回避的なポンド売り・円買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
9月30日:4-6月期国内総生産確定値(前年比予想:+2.6%)
10月1日:9月製造業PMI(予想:51.3、8月:51.5)

・予想レンジ:181円00銭-186円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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