【市況】日経平均寄与度ランキング（前引け）～日経平均は小幅に3日続落、4％安のファナックが約31円押し下げ

25日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり110銘柄、値下がり110銘柄、変わらず5銘柄となった。

日経平均は小幅に3日続落。前日比11.04円安の17560.79円（出来高概算12億6000万株）で前場の取引を終えた。前日の欧米株式市場は下落したが、イエレン米連邦準備理事会（FRB）議長講演を受けて米利上げを巡る不透明感が後退したほか、24日の安倍首相の記者会見で政策期待が高まっており、日経平均は46円高からスタートした。一時17800円台まで上昇する場面もあったが、買い一巡後は上げ幅を縮小。上海総合指数が反落していることもあり、日経平均は前引けにかけて前日終値を挟んだもみ合いとなった。

値下がり寄与トップはファナック<6954>となり、日経平均を約31円押し下げた。同社が4.0％安となったほか、4位のアルプス<6770>が5.5％安となるなど、引き続き中国関連銘柄の下げが目立っている。3位のオリンパス<7733>は4.9％安。9月8日安値（3940円）を割り込み、年初来安値を更新した。7位のガイシ<5333>は、独フォルクスワーゲンの不正問題の影響が続いている。

一方、値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり、約28円の押し上げ要因に。2位のテルモ<4543>は6.5％の上昇。前日に業績予想の上方修正を発表している。通期の営業利益見通しは市場コンセンサスを上回る水準となっている。海外カテーテル事業、脳血管事業の売上が好調に推移していることが要因という。業種別上昇率2位の食料品では、JT<2914>や味の素<2802>などがランクインした。


*11:30現在


日経平均株価　　17560.79(-11.04)

値上がり銘柄数　110(寄与度+125.20)
値下がり銘柄数　110(寄与度-136.24)
変わらず銘柄数　　5

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 46010 710 +27.87
<4543> テルモ 3380 205 +16.10
<4503> アステラス薬 1608 30
.5 +5.99
<4452> 花王 5235 135 +5.30
<2914> JT 4112 120 +4.71
<2802> 味の素 2530.5 105
.5 +4.14
<2801> キッコーマン 3395 100 +3.93
<2282> 日本ハム 2511 91 +3.57
<9984> ソフトバンクG 5901 27 +3.18
<8801> 三井不 3193 74 +2.91
<2502> アサヒ 3813 58 +2.28
<8830> 住友不 3848 51 +2.00
<2269> 明治HD 17640 450 +1.77
<2002> 日清粉G 1655 40 +1.57
<4568> 第一三共 2165 39
.5 +1.55
<8766> 東京海上 4396 78 +1.53
<1925> 大和ハウス 2908 34 +1.33
<9613> NTTデータ 5990 30 +1.18
<2871> ニチレイ 717 28 +1.10
<9735> セコム 7304 27 +1.06

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6954> ファナック 18855 -780 -30.62
<6762> TDK 6880 -250 -9.81
<7733> オリンパス 3905 -200 -7.85
<6770> アルプス 3355 -195 -7.66
<6971> 京セラ 5501 -77 -6.05
<6988> 日東電 7151 -121 -4.75
<5333> ガイシ 2285 -104 -4.08
<6367> ダイキン 6841 -87 -3.42
<7267> ホンダ 3650 -37 -2.91
<4901> 富士フイルム 4562 -71 -2.79
<5108> ブリヂストン 4083 -68 -2.67
<4063> 信越化 6057 -63 -2.47
<4523> エーザイ 7461 -61 -2.39
<6952> カシオ 2204 -60 -2.36
<6976> 太陽電 1459 -55 -2.16
<8035> 東エレク 5884 -53 -2.08
<7751> キヤノン 3487 -33 -1.94
<3382> 7&I-HD 5240 -48 -1.88
<6841> 横河電 1246 -47 -1.85
<6902> デンソー 5297 -46 -1.81

《TT》

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