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【市況】東京株式(大引け)=498円安、悪材料重なり大幅続落

 24日の東京株式市場は下値模索に終始。大型連休中に米国株が波乱含みに水準を切り下げていたこともあってリスクを回避する売りが間断なく続いた。
 大引けの日経平均株価は前週末比498円38銭安の1万7571円83銭と大幅続落。東証1部の売買高概算は23億7190万株、売買代金概算は2兆7465億円。値上がり銘柄数は193、対して値下がり銘柄数は1673、変わらずは33銘柄だった。東証1部全体の9割近い銘柄が値を下げる状況となった。
 きょうの東京市場は世界景気の先行き不透明感に対する警戒が強まるなか、大型連休中に米国株市場が大きく水準を切り下げたこともあって、リスクオフのムードが強まった。前日発表された中国の9月の製造業PMI速報値が6年半ぶりの低水準に落ち込んだことも、買い方の気勢を削いでいる。さらに、独フォルクスワーゲンの排ガス不正問題も自動車株や関連部材を手掛ける銘柄への連想売りにつながった。中国・上海株指数は比較的底堅い動きをみせたものの、後場に入り為替が円高傾向となり見切り売りを誘発した。
 個別では、ソフトバンク<9984>が大幅安。三井住友<8316>など大手銀行も安い。コマツ<6301>、ソニー<6758>が売られ、日本精工<6471>、オークマ<6103>も大きく値を下げた。わらべや<2918>が急落、ルネサス<6723>、リョービ<5851>などの下げも目立った。半面、7&iHD<3382>が買いを集め、肥後銀<8394>、鹿児島銀<8390>が大幅高、クスリのアオキ<3398>も急伸となった。しまむら<8227>、スタートトゥ<3092>なども値を飛ばした。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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