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【特集】3Dマトリックス Research Memo(7):研究開発費及び販管費の増加が一段落、営業利益は拡大する見通し


■中期業績計画

(2) 2018年4月期業績計画

スリー・ディー・マトリックス<7777>の2018年4月期の事業収益の内訳は、止血材の製品販売で9,090百万円、粘膜隆起材もしくは歯槽骨再建材の契約一時金・マイルストーン収益で751百万円を見込んでいる。止血材の製品売上高の内訳は、欧州・日本で約4,500百万円、アジア・中南米で約2,000百万円となるほか、新たに承認取得が見込まれる米国市場で約2,500百万円を見込んでいる。

事業費用としては、製品売上高の拡大に伴う売上原価の増加はあるものの、研究開発費及び販管費の増加はほぼ一段落するため、営業利益は3,010百万円に拡大する見通しである。

なお、中国市場における止血材の展開については、現在パートナー企業を探索中であり、決定次第治験の準備を進めていく予定となっており、2018年4月期の研究開発費に一部、中国での治験費用も織り込んでいる。

また、創傷治癒材に関しては今回の中期計画では事業収益に織り込んでいない。同社の戦略として、薬剤と混合するコンビネーション製品での開発を今後推進して行く方針となっているためである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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