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【市況】東京株式(寄り付き)=世界景気減速懸念を背景に売り優勢

 24日の東京株式市場は大きく売りが先行して始まり、寄り付きの日経平均株価は前営業日比266円安の1万7803円と大幅続落。日経平均は1万8000円の大台を大きく割り込み、前日のシカゴ日経平均先物12月物の清算値1万7575円に引き寄せられる展開となっている。世界景気の不透明感が強まるなか、米国株市場では前週後半からNYダウが波乱含みに水準を切り下げており、その影響が大型連休明けの東京市場でも主力株中心に売り圧力となって顕在化している。世界景気減速懸念の元凶ともみられる中国の経済指標は前日発表された9月の製造業PMIの速報値が6年半ぶりの低水準に落ち込んでおり、これが改めて警戒されている。外国為替市場では1ドル=120円台30銭近辺の推移で、足もとは円が特に買われている状況にはないが、取引時間中は中国株の動向を横にらみに引き続き上下に荒い展開が想定される。寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで目立つのは、非鉄、鉱業、その他金融、保険、証券など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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