市場ニュース

戻る
 

【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は120円台で推移か、アジア株反発ならばドルは底堅い動きを見せる可能性


23日のドル・円相場は、東京市場では120円33銭から119円63銭で推移。欧米市場でドルは一時120円55銭まで反発し、120円29銭で取引を終えた。

本日24日のドル・円は120円台で推移か。米国株安を意識してリスク選好的な円売りはやや抑制される見込み。ただし、アジア諸国の株価が反発した場合、ドルは底堅い動きを見せる可能性がある。

アトランタ連銀のロックハート総裁は23日に行われた講演で「米連邦準備制度理事会(FRB)が2015年に利上げを開始する」、「FRBによる金利の正常化は経済の健全化を示す」との見方を示した。

市場関係者の間からは、実質ゼロ金利の状態を続けることは望ましくないとの見方が聞かれている。報道によると、著名投資家のビル・グロス氏は10月の投資見通しで実質ゼロ金利の状態が長く続いた場合、保険会社のバランスシートや年金基金に悪影響が及ぶと指摘し、政策金利をすみやかに引き上げるべきとの見方を示した。

ゼロ金利状態を長く続けることは米国経済にとって好ましくないとFRBが考えているならば、9月時点で利上げを実施すべきだったかもしれない。金利据え置きはドル安材料となるが、株安につながる可能性は否定できないとの声が一部で聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均