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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は120円前後で推移か、アジア市場では中国の経済指標が手掛かり材料に


22日のドル・円相場は、東京市場では120円61銭から120円05銭で軟調推移。欧米市場でドルは一時119円70銭まで下落したが、120円13銭で取引を終えた。


本日23日のドル・円は120円前後で推移か。アジア市場では中国の9月財新製造業PMIが有力な手掛かり材料になりそうだ。市場予想の47.5を下回った場合、リスク回避的な円買いが増える可能性がある。予想を上回った場合、ドルはやや底堅い動きを続ける見込み。


22日の欧米市場ではアジア開発銀行が中国の成長見通しを引き下げたことから、世界経済・新興諸国への懸念が高まり、リスク回避の円買いが優勢となった。しかしながら、米国の年内利上げ期待でドルは120円台で戻した。


市場関係者の間では、世界経済の成長鈍化に対する懸念が高まった場合、米国の利上げ時期は来年以降に先送りされるとの見方が浮上している。利上げ開始は12月との見方が多いものの、金融市場が再び混乱した場合、利上げ開始は2016年1-3月期まで延期される可能性は排除できない。

《MK》

 提供:フィスコ

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