市場ニュース

戻る
 

【市況】反落か、10月利上げをめぐる思惑が交錯


『米株式市場』

 21日のNY市場は反発。ダウ平均は125.61ドル高の16510.19、ナスダックは1.73ポイント高の4828.96で取引を終了した。前週の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られたことで売られていた金融セクターが大きく切り返し、相場を押し上げた。電気自動車開発で動き出したアップルの上昇も株高に寄与。一方、バイオテク株は軟調となった。

 22日のNYダウは反落か。アジア株はやや堅調となったが、欧州株が全面安となり、さらに下げ幅を拡大。また、米ダウ先物が時間外取引で軟調となっていることから米株も弱含むと予想され、リスク回避の動きが強まっている。このため、米国市場も売り先行の見通し。

 経済指標では、7月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.4%、6月:+0.2%)、9月リッチモンド連銀製造業指数(予想:2、8月:0)が材料視されそうだ。一方、FOMCメンバーの中では10月利上げに関し意見が分かれており、利上げ時期をめぐる思惑が交錯しそうだ。
《TY》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均