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【市況】22日の香港市場概況:香港ハンセン指数は小幅高、主要経済指標発表前で投資家は様子見姿勢


22日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比39.65ポイント(0.18%)高の21796.58ポイントと小反発する一方、本土企業株で構成されるH株指数が63.98ポイント(0.65%)安の9835.39ポイントと続落した。売買代金は744億3600万香港ドル(21日は702億3800万香港ドル)。

全体として方向感を欠く展開。9月の財新・中国製造業PMI(速報値)が23日に公表されるため、結果を見極めたいとするスタンスが漂っている。昨夜の欧米株高やこの日の本土株続伸を受けて、小高く推移していたものの、引けにかけて売り買いが交錯した。

ハンセン指数の構成銘柄では、香港最大手商社の利豊(494/HK)が10.4%高、通信キャリア最大手の中国移動(941/HK)が4.1%高、天然ガス事業の昆侖能源(135/HK)が2.8%高と上げが目立った。利豊に関しては、BOAメリルリンチが最新リポートで、同社の投資判断を「中立」→「買い」に引き上げたことなども材料視されている。中国移動については、4G携帯通信の加入純増数が今年8月、月次ベースの過去最高を更新したことなどが手がかりになっている。

半面、H株金融セクターの一角は売られる。広発証券(1776/HK)が3.9%安、中信証券(6030/HK)が2.0%安、中国建設銀行(939/HK)が1.6%安、中国人寿保険(2628/HK)が1.4%安と値を下げた。
【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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