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【市況】NY株式:ダウは125ドル高、買い戻し優勢も医薬品株下落や連銀総裁発言が重し


21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は125.61ドル高の16510.19、ナスダックは1.73ポイント高の4828.96で取引を終了した。先週の大幅下落を受けて寄り付き後から買い戻しが入ったほか、堅調な原油相場も好感された。民主党次期大統領候補として有力視されるヒラリー前国務長官が製薬メーカーによる薬価引き上げ阻止に向けた計画立案を表明したことで医薬品銘柄が下落したほか、セントルイス連銀やアトランタ連銀総裁などが年内利上げを支持する発言を行ったことで、上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、各種金融やソフトウェア・サービスが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや半導体・半導体製造装置が下落した。

電子決済サービスのペイパル(PYPL)やヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇。半導体のマイクロン・テクノロジー(MU)とフラッシュメモリのサンディスク(SNDK)は、バークレイズによる買い推奨を受け、堅調推移。一方で、医薬品のファイザー(PFE)やメルク(MRK)は、ヒラリー前国務長官のツイート内容を嫌気して下落した。

携帯端末のアップル(AAPL)は、2019年の出荷開始を目標に電気自動車(EV)の開発を加速していることが報じられ、上昇した。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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