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【市況】21日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、インフラ関連株などが買われる


21日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比58.62ポイント(1.89%)高の3156.54ポイントと続伸した。上海A株指数は61.31ポイント(1.89%)高の3306.42ポイント。外貨建てB株相場も上昇する。上海B株指数が8.19ポイント(2.71%)高の310.81ポイント、深センB株指数が2.25ポイント(0.22%)高の1043.32ポイントで引けた。

朝安の後に上昇する流れ。場外配資(証券会社を通さない非正規の信用取引)の整理が続いていることなどが改めて嫌気され、序盤は売りが優勢だったものの、下値は固く、徐々に買いが増えた。国有企業改革の進展など、政策に対する期待感が相場を支えている。
業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。ゼネコンの中国中鉄(601390/SH)が7.1%高、発電設備の上海電気集団(601727/SH)が6.9%高で引けた。中国中鉄に関しては、傘下の中鉄二局(600528/SH)と資産交換を実施する計画を明らかにしたことも支援材料となっている(中鉄二局は引き続き売買停止中)。


軍事関連株も高い。衛星通信機器メーカーの中国東方紅衛星公司(600118/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇した。中国で昨日、新型ロケット「長征6号」の打ち上げが成功したことを材料視している。ITハイテク関連株やバイオ関連株、自動車株、不動産株、消費関連株、運輸株なども物色された。
【亜州IR】

《MK》

 提供:フィスコ

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