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【経済】中国:サーキットブレーカーの意見募集終了、早期導入の見通し


中国の上海証券取引所などは本日(21日)、サーキットブレーカー制度の導入に向けた意見募集を終了する。不安定な株価推移が続くなか、市場関係者の間では、同制度が早期に導入されるとの見方が強まっている状況だ。ただ、実際にサーキットブレーカーの発動条件に至ることは少ないとの見方から、「効果は限定的」との声も聞かれる。現地メディアが21日伝えた。
上海、深センの両証券取引所と中国金融先物取引所は今月7日、サーキットブレーカー制度の導入案を公表し、意見募集を開始した。すでに実施されている個別銘柄の値幅制限を維持すると同時に、「滬深300指数(CSI300指数)」を基準とし、上下5%の変動があった場合に、30分間取引を停止するという内容。また、◆午後2時30分以降に上下5%の変動があった場合、◆取引時間中に上下7%の変動があった場合??については、大引けまで売買を停止する。
株価の乱高下を防ぎ、市場の安定化を図る狙い。ただ、実際に導入案が発表された7日以降、サーキットブレーカーの発動条件に達したのは1回のみ(16日に6%超の上昇率を記録)。このため、全体相場にもたらす効果は限られる??とみる向きもある。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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