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【市況】今週の【早わかり株式市況】 日経平均は反落も、乱高下相場から落ち着きを取り戻す


 今週の株式市場は、前日に中国で景気減速を示す経済指標の発表が相次いだことが嫌気され、日経平均は4営業日ぶりに1万8000円を割り込み、3日続落してスタート。
 その後は市場が注目する18日(金)未明に明らかになる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を控えて様子見姿勢が強いながらも、欧米株式相場の堅調に加え、為替の円安基調が追い風となり、買い戻しが入り上値を追う展開となった。前週まで続いた値幅の振れが大きいジェットコースター相場から落ち着きを取り戻した。
 週末は未明にFOMCで年内の利上げ方針は堅持しつつも見送ったことから、改めて利上げ時期の不透明感が嫌気されNYダウが反落したうえ、戻り待ちの売りや大型連休前の持ち高整理の売りが加わり、大幅に反落した。

 日経平均は、前週比194円(1.06%)安の1万8070円と2週ぶりに反落して取引を終えた。週間の振れ幅は543円と前週の1354円から大幅に縮小した。


 来週は国内が大型連休「シルバーウィーク」で週末の2日間だけの取引となり、イベントとしては25日(金)の9月権利付き最終日がある。海外では23日(水)に発表される中国、欧州、米国の9月の製造業PMI(製造業購買担当者景気指数)が注目される。

◆マーケット・トレンド(9月14日~9月18日)

【↓】 9月14日(月)―― 4日ぶり1万8000円割れ、中国懸念で3日続落
 日経平均 17965.70( -298.52)  売買高18億4599万株 売買代金 2兆0554億円

【↑】 9月15日(火)―― 買い戻しで4日ぶりに反発、1万8000円を回復
 日経平均 18026.48( +60.78)  売買高20億8033万株 売買代金 2兆3026億円

【↑】 9月16日(水)―― 続伸、米株高・円安を好感も上値重い
 日経平均 18171.60( +145.12)  売買高18億8823万株 売買代金 2兆1520億円

【↑】 9月17日(木)―― 3日続伸し1万8400円回復、欧米株高・円高一服を好感
 日経平均 18432.27( +260.67)  売買高19億2935万株 売買代金 2兆2246億円

【↓】 9月18日(金)―― 4日ぶりに大幅反落、大型連休を控えて売り優勢
 日経平均 18070.21( -362.06)  売買高24億0868万株 売買代金 2兆6543億円

◆セクター・トレンド(9月14日~9月18日)

(1)第一生命 <8750> など保険、三菱UFJ <8306> など銀行といった金融株が売られた
(2)KDDI <9433> 、NTT <9432> など通信株が大幅反落
(3)菱地所 <8802> など不動産株や新日鉄住金 <5401> など鉄鋼株もさえない
(4)ブリヂストン <5108> 、洋ゴム <5105> などゴム株が大幅続伸
(5)トヨタ <7203> など自動車、キーエンス <6861> など電機といった輸出株の一角は堅調

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