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【特集】C&Gシステムズ Research Memo(1):CAD/CAMシステムの専業メーカー、15/12期2Qは大幅な増益


C&Gシステムズ<6633>は国内シェア20%の金型用CAD/CAMシステムの専業メーカーである。発表された2015年12月期第2四半期の決算は、売上高が2,347百万円(前年同期比21.1%増)、営業利益が284百万円(同74.3%増)、経常利益が290百万円(同65.8%増)、四半期純利益が201百万円(同34.3%増)と大幅な増益となった。

同社は2015年12月期の通期連結業績を、売上高4,100百万円(前期比1.3%増)、営業利益300百万円(同7.7%増)、経常利益320百万円(同5.0%増)、当期純利益270百万円(同13.3%減)と予想している。第2四半期決算が比較的好調であったにもかかわらず通期の予想は修正されていないが、かなり堅めの予想と言えそうだ。

中長期の展望としては、国内市場の縮小は、円安傾向と製造業の国内回帰とが相まって底打ちの兆しが見え、今後の国内市場は活性化していく可能性があることから、ここからさらに販売体制を強化し、シェアアップにより売上高の増加を目指す。海外市場はアセアン地域を中心に、海外に進出している国内企業への直接販売、ローカル企業に対しての間接販売によって市場を取り込んでいく方針だ。さらに次の収益源の確保にも力を入れており、これらの施策が実行されていけば更なる成長が期待できる。

■Check Point
・2次元/3次元に対応した高機能CAD/CAMシステムを揃える
・主力のCAD/CAMシステム等事業と金型製造事業がともに好調で増収増益
・内部留保を蓄積し今後は成長過程へ、3Dプリンタ関連ソリューションの研究開発も進める

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《YF》

 提供:フィスコ

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