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【市況】<株式トピックス>=基準地価発表で不動産株が人気化

 17日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は前場伸び悩んだものの、後場買い直される展開となり、終値は前日比260円67銭高の1万8432円27銭と大幅高で3日続伸した。
 きょうの株式市場で話題となったのは、不動産株の堅調さだった。国土交通省が16日発表した2015年7月1日時点の基準地価で、三大都市圏の商業地が3年連続で上昇するなど地価の回復が目立ったことで、見直し買いを誘った。
 東京圏では2.3%増で上昇幅も昨年の1.9%を上回った。また、大阪圏では2.5%の上昇で三大都市圏でも最も伸び率が高く、これを受けてダイビル<8806>は一時、46円高の965円まで買われるなど物色人気の高さを示した。
 さらに、地方圏の下落幅が縮小しているほか、北陸新幹線効果が発現している金沢や仙台など地方の中核都市については地価の伸びが顕著で、全国的な地価回復の流れが不動産セクター全般の買いにつながった。このほかに、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>、平和不動産<8803>なども買われた。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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