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【市況】米政策金利発表後とFRB議長会見後の値動きを注視


『米株式市場』

 16日のNY市場は上昇。8月消費者物価指数(CPI)が7ヶ月ぶりのマイナスとなったことで明日結果が発表される連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが実施される可能性は低いとの見方が広がり、買いが先行。原油価格の大幅上昇を受けてエネルギー関連銘柄を中心に買いが入った。ダウ平均は140.10ドル高の16739.95、ナスダックは28.72ポイント高の4889.24。

 FOMCの結果が注目されるが、前日までの流れとしては利上げ先送りがコンセンサスとなっている。また、イエレンFRB議長の会見への関心も高く、例え利上げを実施したとしても、段階的に引き上げていくとなれば市場はネガティブ視しないとの見方もされている。ともあれ、政策金利の発表を受けた反応、その後のイエレン議長会見を受けた相場の方向性が同一方向であれば、トレンドは強まりやすい。一方で、政策金利発表後と、イエレン議長会見後の値動きに変化が見られるようだと、市場の混乱にもつながる可能性がある。

 その他、経済指標では経常収支(4-6月)、住宅着工件数(8月)、住宅建設許可件数(8月)、新規失業保険申請件数(先週)、消費者信頼感指数(先週)、景気期待指数(9月)、フィラデルフィア連銀製造業景況指数(9月)などが予定されている。

《TY》

 提供:フィスコ

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