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【特集】MonotaRO Research Memo(5):中期目標1,000億円に向けて関東に大型物流センターを計画


■成長戦略

MonotaRO<3064>は中期目標として2014年度実績の2倍強の売上に当たる売上高1,000億円を掲げている。同社が取り扱う間接資材周辺市場は5兆円から10兆円あると言われており、市場が急速にEC化するなかで、トップ企業である同社の成長余地は十分にあると考えられる。1,000億円の売上規模を達成するためには、それを支える在庫能力及び出荷能力が不可欠となる。7月29日に発表された計画によると、茨城県笠間市に約9万平方メートルの土地を取得し床面積約5万5千平方メートルの物流センターを構築する計画が進行中だ。実現すれば、50万アイテムの在庫が可能となり、現有の尼崎センターと合わせて売上1,500億円まで対応可能となる。経済合理性から判断し、今回は賃貸ではなく土地取得から建設を行うために、総投資額は約85億円になる。2017年3月竣工予定のため、業績への影響は先になる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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