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【市況】東京株式(大引け)=260円高、買い戻し主導で続急伸

 17日の東京株式市場は買い優勢で始まり、日経平均株価は前場伸び悩んだものの、後場買い直される展開で1万8400円台を回復した。
 大引けの日経平均株価は前日比260円67銭高の1万8432円27銭と大幅高で3日続伸。東証1部の売買高概算は19億2935万株、売買代金概算は2兆2246億2000万円。値上がり銘柄数は1500、対して値下がり銘柄数は302、変わらずは97銘柄だった。売買代金は盛り上がりを欠く状況ながら、東証1部全体の約8割の銘柄が上昇する強地合いとなった。
 きょうの東京市場は前日の欧米株高を受けて終始買いが優勢だった。前日に5%近い上昇をみせた中国・上海株市場がきょうも売りをこなして底堅さを発揮したことや、外国為替市場で取引時間中に円安が進んだことも追い風となった。S&Pの日本国債格下げの影響は限定的だった。日本時間あす未明に米FOMCを控え、機関投資家が実需買いを入れにくい環境にあったが、売り方も同様でいったん持ち高調整の買い戻しが入り、全体相場を押し上げる格好となった。
 個別では、ソフトバンク<9984>が買われ、NTT<9432>、ダイキン<6367>も高い。モリテックス<7714>がストップ高となったほか、東亜建<1885>も値を飛ばした。コーセー<4922>が大幅高、キーエンス<6861>、ディスコ<6146>なども急速に上値を追った。半面、アダストリア<2685>が大幅安となり、森永乳<2264>、ラウンドワン<4680>も値を下げた。TBSHD<9401>、静岡銀<8355>、日本オラクル<4716>も売りに押された。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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