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【通貨】外為サマリー:1ドル120円80銭台へ上昇加速、株高受け買い優勢の展開

 17日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=120円84銭前後と前日午後5時時点に比べ60銭のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=136円45銭前後と同1円01銭のユーロ高・円安で推移している。
 ドル円相場は午後に入り上昇加速。日経平均株価が前日比200円を超す値上がりと大幅に3日続伸したことから、ドル買い・円売りの動きが強まった。今晩は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されるが、東京市場の株高を受けドル買い・円売りが優勢となった。前日発表の米消費者物価指数(CPI)が前月比0.2%の上昇にとどまり、物価上昇率の弱さが再度認識されたことも、米利上げ見送り観測への追い風となったようだ。
 市場には、米利上げが実施された場合、「株価が下落しリスクオフからドル安要因」との見方と「米金利上昇からドル高要因」と見方が割れている。利上げの有無の結果はもちろんだが、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見の内容次第で市場の反応も異なりそうなだけに、FOMC後の反応は予断を許さない状況にある。
 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1291ドル前後と前日に比べ 0.0027ドルのユーロ高・ドル安で推移している。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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