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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):gumi、ミネベア、SMC、NTTドコモ

■gumi <3903>  1,339円  +176 円 (+15.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 gumi<3903>が一段高。同社は16日に、「ファイナルファンタジーブレイブエクスヴィアス」の事前登録を開始したと発表。期待感が高まるかたちとなっているようだ。このゲームは、同社子会社のエイリムとスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>がタッグを組んだスマートフォン向けRPG。今秋にも配信を開始する予定となっている。

■ポケットカード <8519>  596円  +39 円 (+7.0%)  本日終値
 ポケットカード<8519>が4日ぶりに反発。16日の取引終了後、島忠<8184>と提携し、「島忠」「HOME’S」各店舗で12月1日から事業者向けクレジットカード「シマホ ビジネスカード」の募集を開始すると発表しており、業績への寄与が期待されている。今回新たに発行する「シマホ ビジネスカード」は、個人事業主や中小企業のオーナーをターゲットにした事業者向けクレジットカード。利用から支払いまでの期間を最長3カ月と通常のカードより長く設定し、与信枠を最大300万円と高額にすることで仕入れなどを含めた事業活動に利用でき、事業者の多様な資金需要に柔軟に対応できる仕様となっているのが特徴としている。

■アインファーマシーズ <9627>  5,470円  +350 円 (+6.8%)  本日終値
 16日、アインファマ <9627> が四国最大の調剤薬局チェーンであるNPホールディングス(非上場)の全株式を取得し、完全子会社化すると発表したことが買い材料。株式の取得価額は概算で56.4億円。NPホールディングスは子会社の西日本ファーマシーと瀬戸内ファーマシーで、香川県を中心に調剤薬局41店舗を展開している。買収により出店数が少ない四国で積極的な新規出店を図る。

■ミネベア <6479>  1,432円  +84 円 (+6.2%)  本日終値
 ミネベア<6479>が商いを伴い大幅続伸。同社が手掛けるスマートフォン向けLEDバックライトが、中国向け低迷で急減速するとの懸念が8月以降の急落の背景となっていたが、市場では行き過ぎに売られたとの見方が強い。LEDバックライトの下振れは大手顧客向け生産立ち上げの後ずれによる部分も多く、下期以降キャッチアップすることが予想されるほか、北米自動車向けにボールベアリングや計測機器が好調で通期会社側計画は上方修正の余地が指摘されている。同社はミニチュアベアリングで世界シェア6割、ピボットアッセンブリーでは同7割以上のシェアを有しているとされ、機関投資家にとって深押しは垂涎の拾い場となる。今月15日に1319円の年初来安値をつけたが、1300円台は長期トレンドでみてもちょうど24カ月移動平均線上に位置しており、足の長い法人系資金については押し目買いのメドとなり、下値抵抗力が発揮されやすい。

■SMC <6273>  27,525円  +1,510 円 (+5.8%)  本日終値
 SMC<6273>が急騰、ファナック<6954>、キーエンス<6861>も値を飛ばしている。きょうは、機械セクターの値がさ株が3銘柄そろって急上昇していることが市場の関心を集めている。6月までは大注目のセクターと調整しない上昇を続けていた銘柄として外国人投資家の買いとみられていた。ただ、6月からは反動安がひどく下落トレンドが続いていた。大幅高となる材料に欠けるものの、中国株の下落が落ち着いていることや、FOMC前にポジションの巻き戻しの動きなどが推測される。

■日本ゼオン <4205>  985円  +44 円 (+4.7%)  本日終値
 日本ゼオン<4205>が大幅高。東海東京調査センターが16日付で同社のレーティングを「アウトパフォーム」継続で目標株価を1560円に設定しており、これを好感する買いが集まった。同社の主力事業であるエラストマー素材事業や高機能材料事業いずれも好調で、16年3月期営業利益を前期比16.8%増の330億円(会社側計画は320億円)と予想している。また、目標株価については同調査センターが予想する一株利益103.8円に対しTOPIX予想平均PERと同等の15倍を乗じた水準。

■セーレン <3569>  1,315円  +56 円 (+4.5%)  本日終値
 セーレン<3569>が反発。同社は16日、独自のデジタルプロダクションシステム「Viscotecs(ビスコテックス)」による世界初のパーソナルオーダーブランドを、東京都内で本格展開することを発表した。ブランド名は 「Viscotecs make your brand」で、洋服のシルエットや色・柄を自由に組み合わせて、47万通りでお気に入りの一着が作れるという。高島屋の新宿店と日本橋店 の「エクセラウンジ」 で販売開始を予定しており、注目を集めそうだ。

■NTTドコモ <9437>  2,217円  +94.5 円 (+4.5%)  本日終値
 NTTドコモ<9437>が続伸。16日の取引終了後、スマートフォン向けの新通話料金プラン「カケホーダイライトプラン」を25日から提供すると発表しており、顧客流出防止に寄与するとの見方から買いが入っているようだ。「カケホーダイライトプラン」は、月額1700円で5分以内の国内音声通話を回数の制限なく利用できる(5分を超過した通話の料金は30秒ごとに20円)というプランで、現行の「カケホーダイプラン」に比べて1000円安い。先行発表しているKDDI<9433>の「スーパーカケホ」やソフトバンクグループ<9984>の「スマ放題ライト」とほぼ同様のプランとなり、「iPhone6s」の発売を控えて顧客流出を防ぐ方針だ。

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