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【通貨】NY為替:ドル・円は120円56銭、日本の格下げを嫌気した円売りが勝る


16日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円38銭から120円73銭まで上昇し120円56銭で引けた。米8月消費者物価指数(CPI)が1月以来のマイナスとなったため、ドル売りが一時強まった。しかし、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が日本の格付けを引き下げたことや、経済協力開発機構(OECD)が日本の成長見通しを引き下げたこと、また、追加緩和観測などで円売りが優勢になった。


ユーロ・ドルは、1.1220ドルから1.1321ドルまで上昇し1.1292ドルで引けた。ユーロ・円は、135円31銭から136円62銭まで上昇。株高や日本の格下げを受けた円売りが先行した。


ポンド・ドルは、1.5437ドルから1.5529ドルまで上昇した。カーニー総裁をはじめとした英国中央銀行幹部のタカ派発言を受けた利上げ観測で、ポンド買いが強まった。


ドル・スイスは、0.9753フランから0.9670フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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