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【市況】16日の中国本土市場概況:上海総合は4.9%高で3日ぶり反発、インフラ関連株に買い


16日の本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比147.09ポイント(4.89%)高の3152.26ポイントと3日ぶり反発した。上海A株指数は153.92ポイント(4.89%)高の3302.15ポイント。外貨建てB株相場も上昇する。上海B株指数が18.48ポイント(6.45%)高の305.17ポイント、深センB株指数が30.48ポイント(3.00%)高の1046.62ポイントで引けた。

自律反発狙いの買いが入る。上海総合指数は昨日、約3週ぶりの安値を付けただけに、値ごろ感が着目された。前日に続き本日も心理的節目の3000ポイントを下回る場面があったものの、さらに売り込む動きはみられていない。下値の固さが確認されるなか、買い戻しの動きが活発化している。このところ政策の動きが相次いでいることも相場を下支えした。国家発展改革委員会は15日、国内8地域に改革試験区を設置すると発表している。引けにかけて上げ幅を広げた。

業種別では、インフラ関連株の上げが目立つ。発電設備の上海電気集団(601727/SH)がストップ高、ゼネコンの中国交通建設(601800/SH)が6.9%高で引けた。財政部が1~8月期に予算の執行ペースを速めたことがわかったため、業績に対する期待感が強まっている。発電株も軒並み急伸。10項目にわたる電力制度改革案が近く公表される(すでに3項目を発表)??と伝えられたことが手がかりとなった。ITハイテク関連株や消費関連株、自動車株、不動産株、資源・素材株なども買われている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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