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【市況】<マ-ケット日報> 2015年9月16日

 16日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比145円高の1万8171円だった。米国株の大幅上昇を受けて大きく買いが先行したが、取引時間中の中国上海株の下げが響き中頃から上げ幅を縮小。株価はプラスゾーンは維持したものの見送り気分の強い1日となってしまった。東証1部の出来高もそれを示すように再び20億株の大台割れへ。実需はなかなか戻ってこない。

 昨日の米国市場は予想に届かない経済指標が早期利上げ見送りを連想させたのか、ダウ平均は200ドルを超える大幅反発を演じた。ただ、経済指標が予想に届かなかったと言っても回復基調は維持しており、一部では米景気の底堅さを評した買いも入ったようだ。一方、米国株の急反発に東京市場もそれなりのつれ高を演じたかったところだが、中国上海株の下げが足を引っ張り、10時過ぎに1日の高値をつけた後はじりじりと上げ幅を約半分まで縮める相場となってしまった。国内では昨日の日銀が追加緩和を見送ったように、アベノミクス全体でもこれといった進展がなく政策的な買い材料が見当たらない。FOMCの結果が出るまで中国株、米国株に振り回される動きが続こう。個別では4-9月の増配発表でいちよし <8624> した買いも入ったようだ。一方、米国株の急反発に東京市場もそれなりのつれ高を演じたかったところだが、中国上海株の下げが足を引っ張り、10時過ぎに1日の高値をつけた後はじりじりと上げ幅を約半分まで縮める相場となってしまった。国内では昨日の日銀が追加緩和を見送ったように、アベノミクス全体でもこれといった進展がなく政策的な買い材料が見当たらない。FOMCの結果が出るまで中国株、米国株に振り回される動きが続こう。個別では4-9月の増配発表でいちよし <8624> が大幅高。米国での民事訴訟で和解した住友電 <5802> もあく抜けから買われていた。一方、東芝による保有株売り出しを受けてトプコン <7732> が需給懸念から下落。中間配当を無配とした日本車輌 <7102> が年初来安値を更新している。(ストック・データバンク 編集部)

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