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【特集】イージェイHD Research Memo(7):自己資本比率や有利子負債比率は改善傾向が続く


■財務状況と株主還元策について

(1)財務状況

E・Jホールディングス<2153>の2015年5月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比338百万円増加の22,002百万円となった。主な増減要因を見ると、現預金が370百万円、棚卸資産が218百万円それぞれ減少した一方で、売上債権が700百万円増加した。

一方、負債は前期末比1,296百万円減少の7,295百万円となった。主な減少要因は、有利子負債で822百万円、未払業務受入金で796百万円の減少となっている。また、純資産は前期末比1,635百万円増増加の14,707百万円となった。主な増加要因としては、利益剰余金が1,306百万円増加したほか、その他の包括利益累計額が297百万円増加した。

経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率や有利子負債比率はここ数年、改善傾向が続いており、財務体質は一段と良化していることがわかる。一方、収益性指標を見ると、前期比ではROA、ROE、営業利益率とすべての項目で低下したものの、2期前の水準と比較すれば、同程度か上回る水準にあり、収益体質もここ数年で強化されてきたことがうかがえる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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