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【市況】明日はFOMCの結果待ち、短期資金は中国関連か【クロージング】


16日の日経平均は上昇。145.12円高の18171.60円(出来高概算18億8000万株)で取引を終えた。15日の米国市場ではNYダウが200ドル超の上昇となったほか、シカゴ日経225先物は大阪比250円高の18130円だった。これを受けて幅広い銘柄に買いが先行し、日経平均は続伸で始まった。ただし、その後は16日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの模様眺めムードが強く、18200円を挟んで上下100円程度での狭いレンジ取引が続いた。

物色の流れをみても、FOMCを控えてのポジション調整的な流れとなり、自動車セクターが買われる一方で、内需系を中心に利益確定となるなど、リバランス中心だった。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数では大型株指数の上昇が目立つ。

明日はFOMCの結果待ちとなるなか、引き続きリバランス中心の売買に向かいやすいだろう。個別材料株などに資金が向かったとしても、オーバーナイトは避けられ、短期的な値幅取りが中心になりやすい。上海指数が一時5%超の上昇となるなか、明日は中国関連辺りに短期資金が向かいやすいだろう。

なお、繰り返しにはなるが、FOMC通過後はアク抜けを想定。売り込まれている銘柄等には修正リバウンドが意識されるため、押し目拾いのスタンスになる。

《AK》

 提供:フィスコ

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