【市況】個別銘柄戦略:手掛かり材料乏しい中、小売セクターなどに関心も
米国株の上昇を背景に買い先行の展開が想定されるものの、本日からスタートするF
OMCを控えて、積極的な買いポジションもとりにくいとみられる。引き続き、中国
市場の動向を手がかりとした仕掛け的な動きに振らされる展開も想定しておきたい。
物色の方向性は定めにくいところだが、中国インバウンド需要の取り組みが伝わって
いるコンビニ各社などは、アナリストの評価引き上げの動きなども加わり、評価の高
まる展開が見込まれる。ホンダの国内販売引き下げ観測報道などは伝わっているが、
それほどネガティブなインパクトも強まらないとみられる。好地合い継続ならば、自
動車やハイテク株などにやや資金のシフトなども見込まれるところ。一方、原料炭の
価格引き下げ、東京製鐵の値下げなどから、資源・素材関連には関心高めにくいとこ
ろか。
《KS》
提供:フィスコ