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【市況】東京株式(寄り付き)=欧米株高受けて大きく買い先行

 16日の東京株式市場は買い先行で始まり、寄り付きの日経平均株価は前日比211円高の1万8238円と続伸。前日の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウが228ドル高と急反発しており、これを受けて東京市場でも主力株中心にリスクオンの流れが継続している。外国為替市場ではドルが買われ1ドル=120円台前半と前日より円安方向に振れており、これも輸出株には追い風となっている。中国景気減速に対する警戒感はあるものの、米国株は8月の小売売上高の発表を受け個人消費の堅調さが確認され、米国景気への安心感が浮上、WTI原油価格などが下げ止まったことも投資家心理にプラスに働いた。日経平均は前日に4日ぶりに反発したものの取引時間中の高値からは大幅に上げ幅を縮小、きょうはその分の上値余地が反映されやすい。ただ、きょうからあすにかけて開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から積極的な買いは見送られる可能性があり、買い一巡後は上値が重くなることも考えられる。寄り付き時点で業種別では33業種中、ほぼ全面高で値上がり上位にゴム製品、空運、非鉄、ガラス土石、鉱業など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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