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【市況】【市場反応】米8月小売売上高/9月NY連銀製造業景気指数、ドル底堅い


外為市場では予想を下振れた小売売上高や製造業指数を嫌ったドル売りが一時強まったものの、国内総生産(GDP)の算出に使用される自動車や建材を除いた小売が予想を上振れたため、下値も限定的となった。ドル・円は119円台後半、ユーロ・ドルは1.1295-00ドルでのもみ合い。

米商務省が発表した8月小売売上高は前月比+0.2%と、市場予想の前月比+0.3%を下回り6月以来で最低の伸びとなった。一方、7月分は+0.6%から+0.7%へ上方修正された。変動の激しい自動車を除いた小売は前月比+0.1%と、やはり市場予想の前月比+0.2%を下回り、マイナスとなった4月来で最低の伸びとなった。7月分は+0.4%から+0.6%へ上方修正された。国内総生産(GDP)の算出に使用される食品、自動車、建材、ガソリンを除いた小売は前月比+0.4%と、予想の+0.3%を上回った。7月分も+0.3%から+0.6%へ上方修正された。

同時刻に発表された9月NY連銀製造業景気指数は-14.67と、8月-14.92から小幅改善したものの、市場予想の-0.50を大きく下回り2ヶ月連続のマイナスとなった。

【経済指標】
・米・8月小売売上高:前月比+0.2%(予想:+0.3%、7月:+0.7%←+0.6%)
・米・8月小売売上高(除自動車):前月比+0.1%(予想:+0.2%、7月:+0.6%←+0.4%)
・米・9月NY連銀製造業景気指数:-14.67(予想:-0.50、8月:-14.92)

《KK》

 提供:フィスコ

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