【市況】米小売売上高などを注視、テクニカル面でトレンドも
『米株式市場』
14日のNY市場は下落。中国の景気減速懸念や原油安などが嫌気された。連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、持ち高調整の動きなども。ダウ平均は62.13ドル安の16370.96、ナスダックは16.58ポイント安の4805.76。
16、17日に連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、引き続き見極めたいとするムードが強いだろう。また、8月の米小売売上高、9月のNY連銀製造業景気指数、8月の米鉱工業生産指数などの発表が予定されている。9月のFOMCにおいて利上げが再開されるかが注目されており、その前に発表される小売売上高など各指標内容に対しても敏感に反応しやすいだろう。
NYダウは足元でこう着が続いており、16500ドル辺りが抵抗となる一方で、下値を切り上げてきているため、煮詰まり感が意識されてきている。上値は25日線との乖離も縮小してきていることもあり、テクニカル面でもFOMC前後にトレンドが出やすいタイミングになりそうだ。
《TY》
提供:フィスコ