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【市況】15日の中国本土市場概況:上海総合は3.5%安で続落、インフラ関連の下げ目立つ


15日の本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前比109.63ポイント(3.52%)安の3005.17ポイントと続落した。ザラバでは約3週ぶりに心理的節目の3000を割り込んでいる(下値は4.20%安の2983.92ポイント)。上海A株指数は115.13ポイント(3.53%)安の3148.23ポイント。外貨建てB株相場も下落する。上海B株指数が3.19ポイント(1.10%)安の286.69ポイント、深センB株指数が10.93ポイント(1.06%)安の1016.14ポイントで引けた。

前日の軟調地合いを継ぐ。中国の経済成長率予想に対する下方修正が相次ぐなか、景気の先行きが不安視されている。中国人民銀行(中央銀行)が14日発表した統計で、中国からの資金流出が加速している実態が明らかになったことも逆風だ。

業種別では、インフラ関連銘柄の下げが目立つ。発電設備の上海電気集団(601727/SH)と交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)がそろってストップ安、鉄道建設の中国鉄建(601186/SH)が4.7%安で引けた。不動産株や建材株、自動車株、ITハイテク関連株、消費関連株なども安い。発電や水道の公益株も売られた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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