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【市況】東京株式(大引け)=60円高、買い一巡後急速に伸び悩む

 15日の東京株式市場は、終始買い優勢も日経平均株価は上下に値動きの荒い展開が続き、買い一巡後は伸び悩み、前日終値に急接近する局面もあった。
 大引けの日経平均株価は前日比60円78銭高の1万8026円48銭と反発。東証1部の売買高概算は20億8033万株、売買代金概算は2兆3026億9000万円。値上がり銘柄数は924、値下がり銘柄数は850、変わらずは123銘柄だった。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差はわすかに70、前日と同値で引けた銘柄も多く、全体相場の方向感のなさを反映した。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株安の影響を断ち切って買い優勢でスタートし、日経平均は一時360円超の上昇をみせた。しかしその後の日銀の金融政策決定会合では“現状維持”を織り込んでいたとはいえ、発表後は為替の円高と歩調を合わせ急速に伸び悩んだ。上げ幅をほぼ帳消しにして1万8000円台を再び割り込む場面もあった。今週16~17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑も積極的な買いを躊躇させている。
 個別では、トヨタ<7203>が商いトップで高い。ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>も買われた。神戸物産<3038>が急伸、米久<2290>、ビットアイル<3811>も値を飛ばしている。日清粉G<2002>、ニチレイ<2871>、星光PMC<4963>なども物色人気を集めた。半面、ソフトバンク<9984>が軟調、任天堂<7974>も安い。SKジャパン<7608>が利食われ急反落、ディップ<2379>、アウトソシング<2427>なども大幅安となった。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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