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【市況】日銀会合、想定内でも値動きは荒く/オープニングコメント


 15日の東京市場は、やや値動きの荒い展開になりそうである。14日の米国市場では、中国の景気減速懸念や原油安などが嫌気された。連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、持ち高調整の動きなどもあり、NYダウ、ナスダックともに下落。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の17870円だった。

 本日は日銀の金融政策決定会合の結果を受けて、値動きが荒くなる可能性がありそうだ。今回の日銀会合では現状維持が見込まれており、次回10月の決定会合での追加緩和が期待されている。とはいえ、現状維持であれば緩和メリット株への利食いが強まる可能性。また、黒田日銀総裁の記者会見で追加緩和の可能性に関する発言が出てくる可能性もあるため、一方向にも動きづらいところ。

 さらに明日以降はFOMCの結果待ちとなるため、商いは膨らみづらい。14日の東証1部の売買代金は辛うじて2兆円を上回っている状況。参加者が限られるなかで、引き続き需給に振らされる可能性がある。

 物色としては、米アップルは新型「iPhone」の予約注文が好調で、販売台数が昨年の新機種発売直後の週末に達成した1000万台を超える可能性もあることを明らかにした。アップル関連に関心が向かいやすい。その他、ゲーム、ドローン、医療機器などに注目。また、昨日大きく売られていた通信株の動向にも注目が向かいやすいだろう。
《AK》

 提供:フィスコ

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