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【市況】14日の中国本土市場概況:上海総合は2.7%安で反落、証券株の下げ目立つ


週明け14日の本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業比85.44ポイント(2.67%)安の3114.80ポイントと反落した(一時4.72%安)。上海A株指数は88.99ポイント(2.65%)安の3263.37ポイント。外貨建てB株相場も急落する。上海B株指数が20.91ポイント(6.73%)安の289.88ポイント、深センB株指数が45.42ポイント(4.23%)安の1027.07ポイントで引けた。

朝高の後に売られる流れ。先週末の好地合いを継いで買いが先行したものの、次第に売りが増えた。このところの商い縮小で、マーケットの先行き不安がくすぶっている。中国国際金融(CICC)が最新リポートで、「中国の15年7~9月期、10~12月期の国内総生産(GDP)成長率が7%以下に減速する」との分析を示したことも売り材料視された。

業種別では、証券株の下げが目立つ。大手の中信証券(600030/SH)が7.4%安で引けた。中国証券監督管理委員会が11日、ブローカー4社に罰金を科すと発表したことが業界全体のマイナス材料となっている。先週末に急伸したITハイテク関連株も利食い売りに押された。景気動向に敏感な資源・素材株もさえない。自動車株や消費関連株、発電やガスの公益株なども下げた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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