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【特集】TOKAI HD Research Memo(2):足元の1Q業績は計画を上回る営業利益水準で増益に


■決算動向

(1) 2016年3月期第1四半期の業績概要

TOKAIホールディングス<3167>の7月30日付で発表された2016年3月期第1四半期(2015年4月-6月期)の連結業績は、売上高で前年同期比3.7%減の42,672百万円、営業利益で同3.1%増の1,708百万円、経常利益で同6.6%増の1,649百万円、当期純利益で同0.2%増の714百万円となった。売上高はほぼ計画並みの進捗となった一方で、営業利益は計画を約500百万円上回ったとみられる。増額要因は、光コラボの転用ペースが想定よりも緩やかだったことで、販促費が300百万円ほど抑えられたことに加え、全社的な業務効率の向上により200百万円の利益増要因となった。

2015年6月末のグループ全体の顧客件数は、前年同期比11千件増の2,537千件となった。主要サービス別の契約件数を見るとガス事業やブロードバンド事業が微減となる一方で、アクア事業やモバイル事業が増加した。また、顧客の囲い込みやグループ内の複数サービス利用率拡大を目的として、2012年12月より導入した「TLC会員サービス」の会員数については、6月末で前年同期比88千件増の417千件と順調に拡大した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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