【経済】米9月利上げ見送りならば・・・

　11日発表された9月の米ミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想の91.1を下回る85.7まで低下した。90を下回ったのは昨年11月以来。市場関係者の間からは「16-17日に開かれる米連邦公開市場委員会（FOMC）で利上げが決定されるかどうか微妙な状況となった」との声が聞かれている。

　今回のFOMC会合で利上げが決定されなかった場合、米国株は上昇するのだろうか？11日の市場反応を見ると、その可能性はありそうだが、利上げ見送りの理由次第では、米国経済の先行きに対する不安感が広がる可能性がある。米国経済が利上げに耐えられないほど弱くなっているわけではないと思われが、連続利上げが可能は状況でもない。

　金利正常化に向けての第一歩を今回踏み出すことができなかった場合、米国株の持続的な上昇は期待できないとの声が一部で聞かれている。
《MK》

　提供：フィスコ