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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は120円台で推移か、国内株反発ならば円買い縮小へ


11日のドル・円相場は、東京市場では120円97銭から120円36銭で軟調推移。欧米市場でドルは120円83銭まで戻したが、120円59銭で取引を終えた。

本日14日のドル・円は120円台で推移か。米9月利上げへの期待はやや後退しているが、国内株が反発した場合、リスク回避的な円買いは縮小する可能性がある。

11日発表された9月の米ミシガン大学消費者信頼感指数は、市場予想の91.1を下回る85.7まで低下した。90を下回ったのは昨年11月以来となる。同指数は今年1月に98.1まで上昇したが、その後は伸び悩んでいる。市場関係者の間からは「16-17日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定されるかどうか微妙な状況となった」との声が聞かれている。

今回のFOMC会合で利上げが決定されなかった場合、米国株は上昇する可能性があるが、米国経済の先行きに対する不安感が多少広がる可能性がある。ただし、米国経済が利上げに耐えられないほど弱くなっているわけではなく、市場関係者の大半は利上げが連続して行われることはないと予想している。金利正常化に向けての第一歩を今回踏み出すことができなかった場合、米国株の持続的な上昇は期待できないとの声が一部で聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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