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2015年09月12日21時22分

【市況】来週の相場で注目すべき3つのポイント:日銀会合、米FOMC、東京ゲームショウ


■株式相場見通し

予想レンジ:上限19500-下限17500円

来週は日米金融政策に市場の関心が集まることになる。14、15日には日本銀行が金融政策決定会合を開く。米国では16、17日に連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれる。また、FOMC前には15日に8月の米小売売上高、9月のNY連銀製造業景気指数、8月の米鉱工業生産指数、16日に米消費者物価指数が発表される。

国内については、日銀による政策決定会合でのサプライズを期待する向きは少ない。米国の利上げ実施後、郵政3社上場で需給懸念なども高まりやすい10月の金融政策決定会合での追加緩和が意識されている。とはいえ、期待されていない分、黒田日銀総裁の記者会見で追加緩和の可能性に関する発言が出てくるようだと、市場は好反応を見せてくる。米国については、9月のFOMCにおいて利上げが再開されるかが注目されており、その前に発表される小売売上高など各指標内容に対しても敏感に反応しやすいだろう。


ただ、これまでの米国市場の反応をみると、利上げ再開による新興国への悪影響が警戒されており、ネガティブ視されやすい。11日の米国市場では予想を下回る経済指標の内容が利上げ観測の後退につながっており、NYダウは100ドル超の上昇をみせている。コンセンサス通りに利上げ回避となれば、目先は好感されることになろう。しかし、米国の利上げ懸念という不透明要因を先送りしないという選択肢もあるため、利上げ再開が即波乱につながるというよりは、市場はアク抜けに向かう展開を想定しておきたい。

イベントとしては、17日~20日の4日間、ゲームイベント「東京ゲームショウ2015(TGS2015)」が幕張メッセで開催される。個人主体のリバウンド狙いの資金が集中する可能性がある。また、米アップルの新型iPhone の予約状況に注目が集まりそうだ。新製品の「iPhone 6s」シリーズに画面を押す圧力の違いを感じ取る「3Dタッチ」機能が加わり、同機能が好評であれば、部品メーカーなどサプライチェーンに新たな需要がもたらされる可能性が高い。

なお、先週末には日銀の追加緩和期待などもあり、小売や水産農林、不動産、その他金融、証券、サービス、銀行、陸運といった内需系が強い値動きをみせていた。それ以前には内需系に対するファンドの解約とも取れる利益確定が強烈だっただけに、調整も一巡した感がある。今後は郵政上場に向けた同セクターへの売りなどが意識されやすいだろうが、既にポジション圧縮で相当手当てしているとも考えられる。現在の株価水準から更に下を売りにくる流れは、過度に警戒する必要はなさそうである。



■為替市場見通し

来週のドル・円は、ドル・円は強含みか。米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを実施できるかどうかが最大の焦点となる。利上げ実施ならば1ドル=125円に向けてドルが再上昇する展開が予想される。FRBが9月利上げを見送った場合、一時的にドルの失望売りが広がる可能性はあるが、早期利上げ期待が失われることはないとみられており、ドル売り・円買いが大きく広がる可能性は低いと予想される。

9月の利上げ開始については、市場関係者の間で見方が分かれている。4日発表の8月雇用統計では、非農業部門雇用者数が雇用の持続的改善に必要とされる20万人を割り込んだ。ただし、7月分、6月分は上方修正されており、9月利上げを後押しする材料とみられている。


■来週の注目スケジュール

9月14日(月):日銀会合、鉱工業生産、ピクスタ上場、マンション発売など
9月15日(火):黒田総裁会見、アイビーシー上場、米小売売上高、独モーターショーなど
9月16日(水):訪日外国人客数、米消費者物価コア指数、米FOMCなど
9月17日(木):貿易収支、東京ゲームショウ、ブランジスタ上場など
9月18日(金):鉄鋼生産、百貨店売上高、米景気先行指数など

《TM》

 提供:フィスコ

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