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【市況】英ポンド週間見通し:弱みか、早期利上げ観測はさらに後退する可能性


■大幅上昇、企業買収に絡んだポンド買いの思惑

先週のポンド・円は大幅上昇。英早期利上げ観測はやや後退したが、企業買収に伴う大規模なポンド買いの思惑が広がったことや米ドル・円相場が円安方向に振れたことが要因。投機的なポンド売り・米ドル買いが縮小したこともポンドの対円レートの上昇につながったようだ。取引レンジは180円37銭-187円33銭。

■弱みか、早期利上げ観測はさらに後退する可能性

9月14日-25日週のポンド・円は弱含みか。10日に開催された英中央銀行の金融政策委員会(MPC)で現行の金融政策を維持することが決まったが、利上げを主張したメンバーは8月に続き1名にとどまった。金融委員会メンバーの多くは早期利上げに慎重との見方が広がっており、リスク選好のポンド買いがただちに広がる状況ではないとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
15日:8月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.0%、7月:+1.2%)
15日:8月失業率(予想:2.3%、7月:2.3%)
17日:8月小売売上高(予想:+0.3%、7月:+0.1%)

予想レンジ:183円00銭-188円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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