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【市況】日経平均は続落、SQ通過後はこう着感の強い展開/相場概況


日経平均は続落。10日の米国市場でNYダウが76ドル高となったほか、寄り付きのSQ値(特別清算指数、概算18119.49円)算出に絡んだ商いは約40万株の買い越しと観測されたものの、主力株を中心としたバスケット売りが指数を押し下げ、日経平均は143円安からスタートした。寄り付き後は急速にプラスへと切り返す場面も見られたが、売り買いが一巡すると前場は18200円台でのもみ合いが続いた。後場の寄り付きでは再びプラスに浮上したが、その後は前日終値水準でこう着感の強い展開となった。

大引けの日経平均は前日比35.40円安の18264.22円となった。東証1部の売買高は28億1507万株、売買代金は3兆4716億円だった。業種別では、電気機器、輸送用機器、鉄鋼が下落率上位だった。一方、小売業、水産・農林業、不動産業が上昇率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、ホンダ<7267>などが軟調。日東電<6988>が4%下落したほか、京セラ<6971>、東芝<6502>、東エレク<8035>も3%超下げた。また、リソー教育<4714>、電算システム<3630>、ローム<6963>などが東証1部下落率上位となった。一方、ファーストリテ<9983>、東電力<9501>、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、三井住友<8316>などが堅調。7&IHD<3382>やエーザイ<4523>は2%超の上昇に。また、ヤーマン<6630>、ビットアイル<3811>、SKジャパン<7608>などが東証1部上昇率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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