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【材料】いちごオフィスリート<8975>---中規模オフィスに特化したオフィス特化型リートへの転換による成長戦略を発表


いちごオフィスリート投資法人<8975>は7日、同社の成長戦略を発表した。安定的かつ収益成長が見込める「中規模オフィス」に特化したポートフォリオの構築を投資方針として明確に位置づけ、オフィス特化型リートへ転換するとしている。今後は、居住施設、商業施設、ホテル等を主な投資対象から除外(但し9月5日時点で保有する物件については引き続き保有することも可能)する。投資方針の変更に伴い、「いちごオフィスリート投資法人」へと商号変更も実施した。

成長戦略ロードマップでは、2016年4月期/10月期(2015年11月?2016年10月)をステージ5として「1口当たり分配金の継続的な成長に向けた基盤構築」、2017年4月期/10月期(2016年11月?2017年10月)をステージ6として「1口当たり分配金の安定的な成長」を目標として掲げている。中長期的な目標としては1口当たり分配金で2,000円(2015年10月期末予想1,670円)、運用資産残高で2,300億円(2015年8月末時点1,639億円)、長期発行体格付でA(安定的)(2015年6月30日付 A-)の達成を目指す。

現在、同社の運用ポートフォリオは、物件数76、取得総額1,639億円、鑑定評価額1,684億円となっている。用途分散では85%がオフィス用途で、主な地域分散では首都圏83%、名古屋7%、関西圏2%となっている。8月末の速報値では全物件の稼働率は96.4%と前月比0.3ポイント増となっている。

《SF》

 提供:フィスコ

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