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【通貨】NY為替:ドル・円は120円63銭、低調な米国の経済指標で利上げ観測が後退


10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円16銭から120円46銭へ下落して120円63銭で引けた。米国の8月輸入物価指数が予想を下振れたほか、7月卸売在庫が予想外のマイナスに落ち込んだことを受けて早期の利上げ観測が後退し、ドル売りが強まった。


ユーロ・ドルは、1.1183ドルから1.1295ドルまで上昇し1.1280ドルで引けた。米国の低調な経済指標を受けたドル売りが主導した。ユーロ・円は、135円22銭から136円19銭へ上昇。日本の追加緩和観測、株高に連れたリスク選好の円売りが優勢となった。


ポンド・ドルは、1.5388ドルから1.5476ドルまで上昇した。英国中央銀行は金融政策決定会合で予想通り金融政策据え置きを8対1で決定。議事録では、最近の混乱で世界経済の下方リスクが上昇したものの、「8月の見通しに影響するほどではない」との判断が示され、利上げに向けた軌道にあるとの見方からポンド買いが優勢となった。


ドル・スイスは、0.9777フランから0.9701フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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