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【市況】米FOMC通過までは方向感が掴みづらそう【クロージング】


日経平均は大幅に下落。470.89円安の18299.62円(出来高概算24億4000万株)で取引を終えた。米株安の流れを受けて、売り優勢の展開。18500円を下回って始まった日経平均は、その後も下げ幅を広げており、一時17956.15円と18000円を割り込む局面もみられた。

もっとも、昨日の上昇がショートカバーのほか、ヘッジ対応に絡んだインデックス売買が中心であったため、大幅下落に対しても想定内との見方が大勢だった。そのため、上値を積極的に買う流れにはならなかったものの、18000円処での底堅さは意識されていた。

また、東証1部の幅広い銘柄が下げるなか、新興市場や東証2部といった中小型株の一角が堅調だった。郵政上場承認を控えて関連銘柄への物色が強まったほか、各地で河川増水が相次ぐなか、防災関連への物色も目立っていた。

明日は先物・オプションSQとなる。このところの乱高下もSQ通過で落ち着きをみせてくる可能性がありそうだ。米FOMC通過までは方向感が掴みづらそうだが、基本は米利上げによるアク抜けを想定。18000円固めからのリバウンドに期待したいところ。

なお、東京証券取引所は、日本郵政、かんぽ生命保険、ゆうちょ銀行の上場を承認した。シナリオとしては、郵政3社の上場に向けた需給懸念の中で、10月末にも日銀の追加緩和政策、11月の郵政上場でのキャピタルゲインの市場還流により、年末に向けての相場上昇か。

《FA》

 提供:フィスコ

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