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【特集】あらた Research Memo(5):経営指標は横ばい水準で推移、キャッシュの効率化に取り組む


■業績動向

(2)財務状況について

あらた<2733>の2015年6月末の総資産残高は前期末比で3,531百万円増の215,372百万円となった。主な変動要因を見ると、売上拡大に伴い売上債権が4,196百万円増加したほか、現預金が1,996百万円増加し、在庫が1,846百万円減となった。

一方、負債は有利子負債の増加を主因として、前期末比2,602百万円増の160,531百万円となった。また、純資産はその他有価証券評価差額金の増加を主因として、同928百万円増の54,840百万円となった。

経営指標を見ると、自己資本比率は25.4%と前期末比横ばい水準となり、有利子負債比率もほぼ横ばい水準の111.1%となった。同社ではキャッシュ効率を高めるため、取引先との売上債権の回収サイト短縮や、支払債務の締め日やサイト見直しなどに取り組んでおり、今後も着実に財務体質の改善が進むものと予想される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《RT》

 提供:フィスコ

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